看護師が発見!
「介護士さんのここがすごい5選」

ナースライター 凛
ナースライター 凛
看護師が発見!「介護士さんのここがすごい5選」

超高齢社会を迎え、介護業界の人手不足は加速しており、多忙を極める介護士さん。介護とは、ただ単に生活のお世話をすればよいというものではありません。日常生活の自立を目指す行為であり、利用者さんそれぞれのもっている力を引き出し、できるところは任せながら、それぞれに合った支援を行います。利用者さんが安心・安全に生活できるのは介護士さんの存在あってこそ。


看護師の私は、今まで有料老人ホームやデイサービスで働く中で、介護士さんのすごい能力・技術をたくさん発見しました。もちろん、介護士さんのすごいところは、これから語る内容だけではありません。もっと色んなエピソードがあるのですが、今回は5つに絞ってご紹介します。

1.生活を支えるプロ

生活を支えるプロ

介護士さんは、利用者さんの身体介護だけでなく、掃除、洗濯、調理といった生活援助も行います。


私が働いた老人ホームでは、トイレや浴室などの共用部を、介護士さんが時間を決め、定期的に丁寧に掃除されていたため、ある利用者さんが「いつもきれいなお風呂に入れるから嬉しくて。ここのスタッフさんはほんとよくしてくれる。」と笑顔で語っていました。


生活を支えるさまざまな援助を通して、利用者さんとの信頼関係を築く介護士さん。誰にでも同じ援助を行うのでなく、利用者さんの自立度を把握し、洗濯物のたたみなど自分でできる利用者さんには自分で実施してもらい、利用者さんそれぞれに合わせ援助されています。さすが生活全体を支えるプロですね。


2.意欲を引き出す、魔法の声かけ

デイサービスで、定期的にトイレ誘導が必要な女性の利用者さんがいました。しかし、トイレへの拒否があり、なかなか首を縦に振ってくれません。


自分は漏らしたりしないと思っている利用者さんに「(漏れるから)トイレに行きましょう」では通用しません。そんなとき、すんなりトイレに行ってくれた介護士さんの魔法の言葉がありました。


「今ならトイレ混んでないです」


「〇〇さんのために今トイレを掃除して綺麗にしたからね」


混み合ったトイレや、汚いトイレが嫌いだというその利用者さんの気持ちを汲み取った声かけにより、すんなりとトイレに立つ利用者さん。それぞれの利用者さんの思いに寄り添った介護士さんの魔法の言葉に助けられました。


3.利用者さんの怒りを鎮める、なだめ方上手

老人ホームに入居している認知症の男性の利用者さんが


「部屋のタオルがない、盗られた」

と部屋で怒鳴っていました。

私はタオルが洗濯中であることを説明しましたが聞き入れてもらえず、怒りは倍増。


杖を振り回す利用者さんに介護士さんはいたって冷静。その場を離れ、しばらく様子をみていると、徐々に利用者さんの興奮はおさまりました。


介護士さんは、興奮状態が落ち着いたところで洗濯機の中のタオルを一緒に確認。そして大好きなお孫さんの話題を投げかけると、さっきの怒りは何だったの?と思うくらいすっかりご機嫌に。

4. 多彩なレクリエーションを生み出す発想力

利用者さんが介護施設で過ごす時間を楽しめるように、日々のレクリエーションはとても大切です。体を動かすこと、考えることなど、億劫になりがちなことも、楽しみながら体や頭を使うことで、健康維持につながります。


利用者さんが日々行うレクリエーションは、塗り絵、計算、パズル、カラオケといったものだけではありません。花冠をしてフラダンス、教科書を使った授業、チーム対抗戦ボーリングなど、介護士さんの発想力が光るものがたくさん。


体操だといつもあまり手が動いていない利用者さんもフラダンスだと楽しそうに踊っていたり、チーム対抗戦のゲームで自然と一体感や会話が生まれていたり、レクリエーション内容の質の高さ、介護士さんの狙い通りの利用者さんの反応に私も感動していました。


5.全力で楽しませる!季節行事でのパフォーマンス力

全力で楽しませる!季節行事でのパフォーマンス力

介護現場では、季節ごとの行事をテーマとしたレクリエーションも行われます。


餅つきやお花見、ハロウィンやクリスマスなどの季節行事は、利用者さんが季節を感じることで感動したり、昔を思い出して心安らぐ時間を過ごしたり、会話することで脳の刺激となったり、さまざまな素晴らしい効果があります。


介護士さんは、その効果を最大限に引き出せるよう、利用者さん同士の相性なども考えながら席決めをしたり、昔を思い出してもらえるような声掛けをしたり、さまざまな工夫をしています。


威勢よく餅つきをする介護士さん、ハロウィンでは命がけでカオナシを演じる介護士さんなど、全力のパフォーマンスを披露。利用者さんからはたくさんの笑顔が溢れていました。


まとめ

利用者さんそれぞれへの声掛けや介助の工夫、認知症の利用者さんへの対応など、生活を支えている介護士さんならではの視点を知るのは新たな発見につながります。


利用者さんの生活の場だからこそ、喜ばせたい、楽しませたいというサービス精神は大切ですよね。私も、より多くの人を笑顔にできるよう、楽しんでもらうための工夫などを看護の場にも取り入れていきたいと思います。


~ライタープロフィール~

【凛(Rin)】 ナースLab認定ライター
看護師9年目、現在は小児看護に携わる。これまで、血液内科・緩和ケア病棟、訪問看護、派遣看護師として有料老人ホームやケアハウス、デイサービスでの勤務経験あり。プライベートを優先した働き方を模索しながら、現在はダブルワークで働く。

自分に合った働き方を模索する中で経験したことや小児看護の知識をもとに、医療や介護に携わっている人、パパママにとって役立つ記事を執筆したいと活動中の駆け出し看護師ライター。


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