看護師あるある~異動編~

ナースライター 三橋啓子
ナースライター 三橋啓子
ナースに癒し時間を~リラックスハーブティー3選~

診療科の多い総合病院では、数年おきに異動があります。突然の辞令による異動から希望による異動など、その内容はさまざま。新たな部署で経験ができるというメリットがありますが、慣れない部署への不安は大きいものです。今回は看護師の異動あるあるをお届けします。


1.突然の異動宣告

師長から「ちょっといい?」と突然の呼び出し。ふと頭によぎるのは「異動」の2文字。通常は、1ヶ月ほど前に前触れもなく伝えられることが多いようです。翌月の勤務表に自分の名前がないことで初めて知るなんて人も。病院側の都合で数日前に異動を告げられる場合もあります。心構えのためにも、なるべく早く伝えて欲しいのが本音です。


2.心ここにあらず

異動が決まると、今の部署で担当患者や委員会など引き継ぎ業務があります。さらに新しい配属先での勉強もしなくてはなりません。やるべきことを分かっているものの、異動の不安を受け入れられず何も手付かずの状態になることも。まずは焦らず、目の前のことに集中していきましょう。



3.希望した配属先じゃなかった

スキルアップのためや子育て、体力的な事情で異動をお願いする場合があります。希望を聞いた師長は「看護部長に伝えておくね」との返答。しかし、配属先が希望と全く違うということももちろん、希望が叶い晴れてやりたい看護ができ喜ぶ人もいます。異動に納得がいかない場合は、上司に相談するなど、何かしらのアクションを起こしてみるのも1つのやり方ですよ。


希望した配属先じゃなかった

4.ここは同じ病院?違う世界に驚く

診療科が違えば、患者さんの疾患も違います。検査や治療、病棟の流れまでも異なります。たとえ、同じ業務や処置内容でも病棟によってローカルルールがあり、微妙に勝手が違うことに戸惑います。「前の部署はこうやっていた」と、つい言いがちですが、新しい配属先のルールを知ることから始めてみましょう。



5.前の病棟が恋しい

配属先に馴染むまでは、以前の病棟に戻りたいと思ってしまいます。出勤時には、無意識に通い慣れた病棟に足が向かっていたなんてことも。誰でもすぐ新しい環境に溶け込むのは難しいものです。ですが、受け入れる側も「どんな人だろう?」と実は緊張しています。積極的に異動先のスタッフとコミュニケーションを図り、まずは病棟に慣れることです。


前の病棟が恋しい

6.まるで新人ナース。自信を失う

未経験の診療科への異動はわからないことだらけ。ベテランナースであっても新人と同じくイチからです。今までテキパキ働けていたのに、何もできずに自信喪失。でも大丈夫。これまで積み上げてきた土台があるので、新しい経験を積んでいくだけです。数ヶ月経てば今の環境や自分の置かれた立場はきっと変わります。そして慣れないうちは緊張で疲れがち。仕事後はゆっくり身体を休めましょう。


7.異動は不公平!?

2~3年おきに異動する人がいれば、10年近く異動せず働いている方がいることも。「いつも私ばかり異動。いいように使われているのかな?」と落ち込んでしまうことも。しかし、異動は各部署のマンパワー調整やバランスの考慮、看護師のキャリアアップのためです。異動先ではあなたを必要としている理由があります!


8.やりたかった看護に辿り着く

異動をきっかけに、これまでと違う看護に面白さや自分に合う看護がみつかることがあります。例えば、回復期病棟への異動で地域包括ケアに興味を持ち、在宅看護の道を志すことも。急性期看護では、患者さんの目にみえる回復に関わることへやりがいを感じ、救急など専門的な道を目指す方も多いです。たとえ合わないと感じた部署だったとしても、きっと今後の看護に活かされるはず。


9.自己成長につながる

多くの診療科での経験は、看護の幅が広がります。環境変化への適応力や新しい人間関係への構築力など、看護だけでなく自分を成長させる機会になります。異動したおかげで病院内での顔が広くなることも。どんどん自分の視野が広がっていきます。


まとめ

慣れた環境は居心地良いと思うものです。しかし、居心地の良い場所に居続けると人は成長しづらいと言われています。異動により自分のコンフォートゾーンを抜け出すきっかけになり、看護だけでなく自己を成長させ、新しい自分に出会えるでしょう。視点を変えて少し異動を前向きに捉えてみませんか。


~ライタープロフィール~

【三橋啓子】ナースLab認定ライター
1985年生まれ。北海道出身。ナース14年目。京都の総合病院の外科で主に癌患者と深く関わる。一般病棟での緩和ケアを経験。その後ホスピス病棟で働き、看取る側として人間性を高めたいと思い2014年から1年間フィンランドでボランティアへ参加。アントロポゾフィー看護と出会い感銘を受ける。帰国後、リハビリ特化型ディサービスで所長として立ち上げに参加。地域連携の魅力を感じ、2019年に訪問看護の道へ。
ブログ「原付バイクで街駆け巡りナース」で訪問看護奮闘の日々をリアルに発信中。
ブログ:https://keikokahvia.hatenablog.com/


メルマガ登録

おすすめ記事や最新情報をお届けします。

メルマガ登録

公式LINE

おすすめ記事や最新情報をお届けします。

友だち追加