看護師あるある~集中治療室(ICU)編~

ナースライター しゃお
ナースライター しゃお
看護師あるある~集中治療室(ICU)編~

重症患者さんが入室する集中治療室(以下、ICU)。病院によって、患者さんの重症度や疾患は様々です。しかし、ICUは閉鎖された空間であるため、同じ病院でもあまり入ったことがない、もしくは病棟と雰囲気が違いすぎて、どのように仕事をしているかはわからないという看護師も多いのではないでしょうか? この記事では「ICU看護師あるある」をまとめました。ICUの中の様子が少しでも伝わると嬉しいです。


1.疾患や治療など医療用語の略語が飛び交う

疾患や治療など医療用語の略語が飛び交う

ICUでは、医師や看護師などスタッフ同士の会話で略語が飛び交いやすいです。
「CPA(心肺機能停止)の患者さんの受け入れをお願いします」
「AMI(急性心筋梗塞)が疑われる患者さんです」
「SAH(くも膜下出血、呼び方は「ザー」)の患者さんが入室します」

よく使われているものもあれば、その病院でしか使っていない言葉の場合もあります。初めてICUを訪れると、外国へ訪れた気分になる看護師も多いです。疾患や治療によって、入室準備や処置が異なるため、新人の時は略語を覚えるところから始まります。



2.細かいことが気になる

ICUでは患者さんの状態や疾患によって、15分毎や1時間毎など観察時間が細かく決まっている場合があります。尿量やドレーンなども精密に測定することも多いです。病棟よりも細かく観察する必要があります。

また、AラインやCVカテーテル、人工呼吸器、ドレーンなどルート類も多いです。ルートが抜けたり、薬物投与を間違ったりとトラブルを起こさないように、ルート整理も大切になります。勤務では必ず行うため、家に帰ってからも気になることも・・・。ICU看護師はテレビやパソコン裏のコード類の整理は得意かもしれません。



細かいことが気になる

3.アラームに敏感

心電図モニターや人工呼吸器、透析機器など様々な機械が使われているため、アラームもたくさん鳴ります。命に直結する場合が多いので、ICU看護師は敏感です。音の種類もたくさんあるので、最初は聞き分けに時間がかかる場合もあります。勤務中は常にアラームを聞いているため、家にいても頭や耳の中でずっと鳴っていることも多いです。



4.夜勤が多い

ICUは法律で看護師1人に対して、患者さんは2人と決められています。

厚生労働省「医療法に基づく人員配置標準について(PDF)」



夜勤でも患者さんに応じた看護師の配置が必要です。また、ICUは3交代制にしている病院が多く、この結果、病棟よりも夜勤が増えます。2交代の場合でも、3交代に比べると夜勤回数は減りますが、1回の勤務時間が長くなるため、精神的、体力的な負担は大きいです。




5. 1人になれる場所を探す

ICUは病棟のように病室ではなく、ワンフロアであることが多いです。どこにいてもスタッフがいるため、勤務中、簡単に1人にはなれません。血液ガスを測定する部屋や機材置き場、汚物室など、死角になりやすい場所に入ると安心します。先輩の目が届きにくい場所には、気づいたら新人が集まっていた!ということも起きやすいです。



6. モニターが見られないと不安

モニターが見られないと不安

ICU看護師が病棟で勤務した場合、患者さんのモニターがずっと見られないことに不安を感じやすいです。ICUでは心電図モニターやAラインなどで、24時間、患者さんの状態を観察しています。モニターを見ることが習慣となっているため、見られないと不安です。とくに患者さんが眠っている夜間は状態がわかりにくいため、心配になって、頻回に病室を見回ることも・・・。



7. 医師との距離が近くなる!?

ICU看護師は患者さんのベッドサイドにいつもいるため、医師の診察に同席する機会が増えます。医師のカンファレンスに参加したり、医師に指示を直接確認したりします。また、中心静脈ラインやドレーンの挿入など、処置の介助につく回数も病棟に比べると多いです。医師と話す機会が増えるため、距離は近くなります。医師からの信頼が厚い看護師も多く、チーム医療の一員としてのやりがいを実感しやすいです。



8. 患者さんとの会話が喜びに

一般的に重症患者さんが入室することの多いICU。患者さんの多くは意識がありません。意識のない患者さんは人工呼吸器や透析など様々な機械で管理されます。人工呼吸器を使用すれば、声が出ないため、話すことはできません。また、多くの患者さんは苦痛を軽減するため、鎮静剤を使っています。ICUは病棟に比べると、患者さんとの会話が少ない職場です。

そのため、ICU看護師は言葉に頼らない、非言語的コミュニケーションに敏感になります。表情や仕草などちょっとした変化に気づき、対応することが求められます。ただその分、患者さんが声を出したり、会話を交わせたりするようになった時は、喜びも大きいです。自分の関わりによって、命の危機にある患者さんが元気になっていく姿は、病棟では味わえない大きな感動にもつながります。



細かいことが気になる

まとめ

「ICU看護師あるある」はいかがでしたでしょうか? 1つでも共感してもらえると嬉しいです。ICUは重症患者が多く、機械がたくさんついていたり、夜勤が多かったりと病棟に比べると体力的にも精神的にもつらいと感じることが多いかもしれません。しかし、医師との距離感が近く、患者さんの回復も目に見えやすいため、チーム医療の一員としてのやりがいは大きいです。医療の勉強をしたい方、看護師としてのスキルアップをしたい方にはオススメの職場だと思います。



ライタープロフィール

【しゃお】ナースLab認定ライター
星読みエンターテイナー&おうちで働く看護師。これまで病院や施設など正社員や派遣など様々な形で看護師として勤務。2020年よりライターやSNSでの発信、星読みセッションなどオンラインでの活動を始め、現在はお金も含めた働き方や生き方のサポートを行っています! 詳しくは下記のリンクから、Instagramやブログをご覧ください♪
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