職場から自宅は遠い派ですか、近い派ですか?職場を選ぶ上で通勤距離は大事な条件の一つといえます。職場と自宅が近ければ通勤時間が短くメリットが多そうですが、あえて自宅から遠い職場を選ぶのはなぜでしょうか。今回は長距離通勤の看護師にスポットを当てて、その謎を紐といてみたいと思います。なぜ遠い職場を選んだのか、通勤中に何をしているのか。通勤距離が長いからこそのあるあるを紹介します。
目次
1.仕事とプライベートを分けたい
職場と自宅が近いと、救急車の音が聞こえる度に仕事を思い出しませんか?職場が見えない距離に住むことで、物理的に仕事とプライベートを分けています。
2.完全OFFなプライベートを死守
スーパーで「今日はこってり系のカップ麺!」と意気揚々と手に取ろうとしていたら、目の前に知っている患者さんが……。職場が遠いと患者さんに出会うことは稀です。どこに行くのも気にせず過ごせます。
3.通勤中に捗る勉強
電車に揺られながらの勉強は意外と捗ります。業務でわからなかった疾患について調べたり、聞き流し英会話をしたり、長い通勤時間もあっという間です。
4.寝坊したときの絶望感とリカバリー力
寝過ごしてしまった時は、思考が一時停止し血の気が引きます。特に夜勤や土日出勤の日は、看護師の数が少ないため遅れるわけにはいきません。いつもの倍速で準備して家を出発します。
5.主要場所を通るからこその身だしなみ
近距離通勤だとついメイクや私服に手を抜きがちですが、長距離通勤ではそういうわけにはいきません。特に疲れてボロボロの夜勤明けに、身だしなみを整えた人の多い場所を通る時はすっぴんを隠すためにマスクが必須です。
6.夜勤明けの寝過ごしに注意
夜勤明けの帰宅途中に電車で寝過ごしてしまったことはありませんか?温かい太陽と心地よい揺れは、夜勤明けの疲労困憊の体には心地よすぎます。
7.職場近辺の会話についていけない
通院や入院している患者さんは自宅が病院と近いことが多いので、地元トークになると途端に困ってしまいます。職場近くのお店やイベントの話で盛り上がれる近距離通勤の看護師が羨ましいです。
8.交通費は全額支給が必須条件
小規模の病院では支給される交通費に上限があったり、一定額に決まっていたりすることも……。交通費がマイナスになることがないように必ずチェックします。
まとめ
職場と自宅の距離が遠い看護師のあるあるを紹介しました。長距離通勤は大変な面もありますが、自宅に帰ってからも仕事のことばかり考えて休めない看護師には物理的な距離が置けておすすめです。そして、長い通勤時間も自分の時間にしてリフレッシュできますよ。暑い日や大雨の日もあるけれど、これからも長い通勤時間を自分なりに楽しんで下さいね。
ライタープロフィール
【西村明香(にしむら・あすか)】ナースLab認定ライター
看護師・保健師。大学を卒業後、総合病院で勤務し、呼吸器内科・婦人科・小児科・訪問看護を経験。現在は、自身の治療のため休職中。今後は自分を大切にしながら仕事と治療の両立を目指している。モットーは「私と関わる全ての人、そして私自身も笑って過ごせるような看護をすること」
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