今年も暑い夏がやってきました。熱中症や夏特有のトラブルが増える時期です。
今回は、真夏の勤務でのあるあるをまとめてみました。夏の勤務が苦手な看護師も、便利グッズや事前の対策で、楽しい夏を過ごしましょう。
目次
1.気合いが入る「暑さ・汗・匂い」対策
夏以外でも汗をかくことが多い看護師ですが、夏の暑い時期に実施される防護具着用のケアや入浴介助はサウナ状態。
患者さんには水分補給を促しますが、看護師自身はなかなか水分を摂れないことも。
夏の暑い時期の休憩室では、おすすめの熱中症対策グッズや速乾性インナー、消臭剤についての情報交換が繰り広げられます。
2.夜の明かりに集まる虫たち
夏の夜には、明かりに集まってくる虫がたくさんいます。救急外来などの扉が開くと同時に虫が入ってきたり、カーテンを閉めようとしたら窓に大きな蛾がついていたり。特に夜勤帯は職員も少ないので、虫が苦手でも自分で対処しなければならない時もあります。患者さんのためなら、本当は見るのも怖い虫とも頑張って戦っているのです。
3. 真夏の温度調節問題
汗をかいた後に体が冷えてきたり、夜勤帯のナースステーションは寒く感じたりするなど、真夏は温度調節が難しい時期でもあります。大部屋では患者さん同士の室温の好みが合わず、冷房の風の位置で、トラブルが起こる事もしばしば。
4.真夏日の夜勤明け
夜勤明けでメイクも崩れ、疲労でボロボロになったお肌に真夏の日差しは強敵です。退勤時の日傘や帽子は必須。また、帰宅してからも暑さや蝉の鳴き声で眠れないことも。帰宅に合わせてエアコンのタイマーをセットし、防音・遮光カーテンで睡眠をとりやすい環境を整えています。
5.夏のボーナスでモチベーションアップ
診療報酬の改定などにより、給料が上がった方も多いのではないでしょうか。夏にボーナスが支給される方にとっては楽しみな時期です。支給された金額を見てまた頑張ろう!とモチベーションも高まるはず。
ボーナスの使い道を考えるのも、真夏の楽しみの一つです。
6.薄着の季節についつい気になる腕の血管
暑くなって薄着になるとついつい気になることがあります。そう、それは血管です。人の血管を見るたび「この人血管、よく見える!」「血管見えていないから、ルート確保難しそうだな」など、仕事以外でも、勝手に想像してしまうものです。見ず知らずの人からじろじろ見られているなと感じたら、同業者かもしれません。
7.病院から見る花火大会
夏には花火大会やお祭りなど、多くのイベントが開催されます。シフト勤務の看護師は、イベントに合わせて休みが取れない時がありますよね。患者さんと一緒に、病室の窓から花火を見ることも。暑い中でのイベントでは、熱中症や急性アルコール中毒、外傷など急患も多いので、救急外来ではイベントのチェックは欠かせません。
8.旅行、帰省のお土産で溢れかえる休憩室
お盆休みに実家に帰省したり子どもに合わせて長期休みを取ったりするスタッフも多く、お盆期間中は少ない人員で勤務しなければならない場合があります。また、お盆期間中の外来診療は休診しているケースも多いはずです。休み明けの休憩室には「お休みありがとうございました」というメッセージとともに銘菓が並んでいる光景は、夏の休憩室風物詩ともいえるでしょう。
まとめ
真夏の勤務のあるあるをご紹介しました。暑い中での看護業務は体調を崩しやすい時期でもあります。自分自身の体を労わりながら、暑い夏を楽しく乗り切りましょう。
~ライタープロフィール~
【織田真理】ナースLab認定ライター
看護師21年目。看護師長7年目。感染管理認定看護師。2児の母。
外科、内科病棟等の勤務を経て、現在は精神科病院勤務。病院勤務の傍ら、ダウン症の方が働くカフェや、老人施設に非常勤職員として奮闘中。
ナースLabホームページ