看護師あるある~長期休暇編~

ナースライター Ena
ナースライター Ena
こだわりのある患者さんの生活指導に困っていませんか?

シフト勤務が多い看護師。なかなか長期休暇が取れないという経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。いつもの緊張状態から束の間解放される長期休暇。先輩や師長の顔色をうかがって出しそびれてしまったり、希望していないのに突然、舞い込んでくることもあります。運良く申請が通って待ちに待った休暇も、取得すれば明けの恐怖におびえる経験はきっとあなたにもあるはず。そんな看護師ならではの「長期休暇のあるある」をご紹介します。


1. 休暇を希望するにはとにかく気を遣う

休暇を希望するのはどのスタッフにも与えられている平等な権利のはずなのに、なんだか気を遣ってドキドキ。経験年数が浅い看護師ほど、遠慮しないといけないような暗黙の了解があったのではないでしょうか。先輩や師長の顔色をうかがいながらひっそりと希望を書き込む肩身の狭さったらないですよね。休暇希望を我先に書こうものなら悪口を言われ、遠慮せずに書いてもいいんだよと言われても疑心暗鬼になり、迷っている間に他の人がすでに休暇希望を書いているなんてことも。「勤務表」と並ぶスタッフの注目の的「休暇希望」。大先輩が何のためらいもなく堂々と休暇希望を書き込む姿を羨ましく思った経験は、誰もが通ってきた道ではないでしょうか。


休暇を希望するにはとにかく気を遣う

2. 希望していないのに突然の連休

待ちに待ったシフト表を確認すると、希望していないところに突然の連休。いつも連休を切望していたはずなのに、何だか戸惑った経験をされたこともあるのではないでしょうか。何をして過ごそうか、友達と予定が合うといいな、実家に帰ろうかな、しばらく行けていない美容院を予約しよう。嬉しくなっていろいろなプランを頭の中で練りながら楽しい気持ちに。でも、すぐに気づいてしまうのです。連休があるということは、連勤もとんでもないことになっているという事実に。シフトを組むのは難しいとわかっているものの、もうちょっとバランスよく組んでもらえたらなと思ってしまう瞬間です。



3. 友達や恋人と予定が合わない

連休を手に入れても、友達や恋人となかなか予定が合わないのも、シフト勤務をしている看護師のあるあるですよね。あらかじめお休みを合わせてから休暇希望を出しても、ぎりぎりまで予定を伝えられなかったり、こちらの希望が通らず申し訳ない思いをしたり。だからこそ、友達や恋人との予定がぴったり合ったときの喜びはひとしお。余すことなく楽しめるようにプランニングにも精が出ますよね。



4. シフト勤務だからこそのメリットがいっぱい

人混みを避けられる平日のテーマパーク、シーズン外れの格安の旅行、休日は行列のお店にも並ばずに入れる。カレンダー通りのお休みでは叶わない、シフト勤務だからこそのメリットがいっぱいありますよね。「平日限定」、「夕方までにご来店の方特典」などお得な情報を収集して、思いっきり休暇を楽しみます。看護師には旅行好きな方も多いので、夜勤明けを上手く組み合わせて、仕事が終わった瞬間から余すことなくアクティブに計画を詰め込む方も多いのではないでしょうか。



5. 結局疲れで寝て過ごす

あんなにたくさんプランニングしたのに、いざ休暇に入ると想像以上に蓄積していた疲れがどっと出て、一日中ゴロゴロと寝て過ごしてしまうなんてことも多々あるのが看護師の長期休暇。目が覚めたらもう夕方、「やっちゃった」とがっかりした経験がある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。「今日は休息日。明日こそは活動するぞ!」と気合を入れ直しても、また翌日「デジャブかな?」と思う一日を過ごしてしまい、もったいない気持ちになります。



6. やっと安心して休めるのは3日目以降

せっかくの長期休暇も、職場からの電話がかかってくるんじゃないか、やり残してきた仕事があるんじゃないかと落ち着かず、心から安心して休暇に入れなかった経験はありませんか?眠りについても、仕事をしている夢を見てぐったりしたり、モニター音の幻聴が聞こえたり。やっと落ち着いて休めるようになった頃には休暇も終盤。責任感が強い看護師ならではのあるあるかもしれません。長期休暇の時ぐらいは張り詰めた気持ちを解き放って、初日から心置きなく羽を伸ばしたいものです。


やっと安心して休めるのは3日目以降

7. 翌日からの社会復帰への恐怖

楽しい長期休暇はあっという間に過ぎ去り、明日からはまた仕事。刻一刻と迫りくる社会復帰の瞬間への恐怖と、現実に戻りたくない憂鬱な気持ちは、きっとどなたも経験済みのはず。このままずっと休み続けたいと現実から目を背けたくなりますよね。リフレッシュしたはずの長期休暇が、明日からの仕事を考えただけでどっと疲れに変わるような瞬間、例えようのない複雑な気持ちになります。定期的に長期休暇を取ることができれば、こんな気持ちも少しは和らぐのでしょうか。


8. 休み明けの浦島太郎感

長期休暇明けはただでさえぼんやりとしてしまって、働く感覚を早く取り戻そうと必死。そんな中、患者さんの総入れ替えで全く情報収集が追いつかない、メールは山ほど溜まっていて確認するだけでかなりの時間を要する、休暇中に取り決められていた新しいルールを知ってあたふたとなりがちです。長期休暇とはいえ、たった数日の間に時代が変わってしまったのかと思うほどの変化が起こっている職場に戸惑い、浦島太郎のような気持ちになってしまいます。涼しい顔をしてすぐに適応しているように見えるベテランさんだって、きっと心の中では同じ気持ちになっているはずです。


まとめ

当てはまる「あるある」は見つかったでしょうか。休暇前の同僚との雑談タイムに長期休暇あるあるで盛り上がってみてください。いつも張り詰めた気持ちで仕事をしている看護師だからこそ、心置きなく休暇をとって、心身ともにリフレッシュできる時間は大切ですよね。休暇の過ごし方に正解はないので、仕事を忘れて自分らしく過ごして楽しみましょう。


ライタープロフィール

【Ena】ナースLab認定ライター
看護師歴11年目。兵庫県出身。都内総合病院にて4年間勤務。その後、厚生労働省検疫所、トラベルクリニック、大学健康管理室にて勤務し、渡航医学や感染症、トラベルヘルスに魅了される。渡航医学関連で出来る仕事の幅を広げていきたいとスキルアップを継続中。現在は企業にて産業保健師として勤務する傍ら看護師ライターとしても活動している。座右の銘は「看護師免許は自由へのパスポート、免許に使われるのではなく自由に使って下さい」。「旅」「海外」「空港」「飛行機」が大好きで、いつかGlobetrotterになる日を夢見て働き方をデザイン中。
Instagram: https://www.instagram.com/ena.stagram2
note: https://note.com/globetrotter_ena


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