令和になって早5年。「昭和ってもうかなり昔」「昭和生まれはおじいちゃん、おばあちゃんばかり」などの声も聞かれます。昭和は西暦で1926年~1989年までと60年以上あり、30代後半以上の方から昭和生まれです。今回はそんな昭和生まれ看護師のあるあるをまとめてみました。
目次
1.真面目で頼るのが苦手
「24時間働けますか?」というテレビCMがあったように、昭和は長い時間、一生懸命に働くことが美徳とされていました。そのため、仕事に対して、真面目で頑張る方が多いです。一方で、人に迷惑をかけたくないという思いも人一倍あって、誰かに頼るのが苦手な傾向があります。
2.根強かった精神論や根性論
仕事熱心になるあまり、責任感も強くなります。また「夫は仕事、妻は家庭」「運動中に水を飲んではいけない」など固定観念も強かった時代。精神論や根性論もあり、苦しみに耐えればどんなことも解決できる、という雰囲気もありました。そのため、「看護師だからこうあるべき」という理想を強く持っている方も多いです。一方で、責任感が強いあまり、自分で大きなプレッシャーを背負って押しつぶされそうになることもあります。
3.1人で何でもできちゃう
真面目で頼ることが苦手、根性や自分が頑張ればできると思っているため、何でも1人でできてしまうのも特徴です。給食をすべて食べ終わるまで、1人で残されることもあった時代。時間がかかっても、1人でやることの方が大事だと思っている方も多いです。
4.打たれ強いけれど褒めるのが苦手
今と違い、子どもの数も多かったので、学生時代から競争社会の中で生きてきました。また、年齢や役職など縦社会の中でたくさんの理不尽なことにも耐えてきているため、打たれ強いです。実習や新人時代の理不尽な話は尽きません……。そのせいか、人を褒めることは苦手な方が多く、学生や後輩指導で悩む場面も少なくありません。
5.そんなつもりはないのに誤解されがち
これまでの経験から得たメンタルの強さがあるため、急変やクレームなどのいざという時にも強いです。ただ、後輩や学生などへ言葉や配慮が足りないと「冷たい」「冷静」「冷めている」「強い」という印象を持たれてしまうことも。昭和には「言葉で言わなくても、背中を見て学ぶ」という、あえて言葉にしないことを美徳とする風潮もありました。
6.向上心があるが故に資格マニア
真面目や責任感の強さから、専門分野を極めたい、勉強したいと思う方も多いです。また、進学や就職などで資格が優遇される時代でもあったので、資格取得も好きな傾向にあります。看護とは関係ない資格をたくさん持っている資格マニアも多いです。
7.お祭り好きな人も多い
1980年代から言われ始めたお酒を飲みながらコミュニケーションをする意味の「飲みニケ-ション」という言葉。その後、1985年から1991年までは日本の景気が上がりバブル時代と呼ばれ、ディスコや飲み会、お祭りなど、人が集まる行事がたくさんありました。普段、職場では静かな人が、宴会の席では人が変わったように騒ぐことも。人と騒ぐことでストレス発散につながる方も多いのかもしれません。
まとめ
ドキッとされたあるあるはありましたか?昭和以降に生まれた方は、なるほどと思うことはありましたでしょうか?昭和生まれの私も過去を振り返り、笑いと反省を感じながら、この記事を書かせて頂きました。これからは昭和・平成・令和と異なる時代に生まれた看護師が一緒に働くことになります。誰もが自分を大切に楽しく働く職場に、医療業界をより良くしたいという思いのもと活動をしております。この記事が何かの参考になれば幸いです。
ライタープロフィール
【しゃお】ナースLab認定ライター
大学を卒業後、急性期病院に勤めるが、忙しさや人間関係に疲弊。臨床経験は14年。育児を機に病院を退職し、現在はライター・星読みを中心に、看護業界をより良くしたいと「おうちで働く看護師」として活動中。
Instagram:https://www.instagram.com/syaonatsuki
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