みなさんは通勤時間にどのくらい時間をかけていますか。1時間以上かけて通勤している人もいれば、10分程度の人もいるでしょう。看護師は夜勤もあり不規則な勤務形態であるため、職場が近いほうが有利かもしれませんね。とはいえ、近いからこその悩みもあるでしょう。この記事では、職場が近いからこその「あるある」をお届けします。
目次
1.緊急連絡網の順番が早い
職場から家までの距離が近かったため、緊急連絡網ではいつも早い順番に名前があがっていました。実際のところ緊急事態に遭遇したことはありませんでしたが、訓練のときはいつもドキドキしていました。
2.退院した患者さんとの遭遇率が高い
職場と家が近い場合、スーパーなどで退院した患者さんとばったり遭遇することも。気づいて話しかけてくれる患者さんもおり「あのときは助かりました」などお礼の言葉を頂けるのは嬉しいのですが、やはりプライベートの時に、仕事に関連する人たちとの遭遇は避けたいものです。
3.職場のスタッフに私生活を見られてしまう
地方の病院勤務だと職場の近くに住んでいる職員が多く、休日にスーパーで買い物をしていると、必ずといっていいほど職場の誰かに出会います。そして話好きの先輩につかまってしまうと最後。仕事の話をされて休みの日もゆっくり休めた気がせず憂鬱な気分に。
職場から近いところに住んでいると同僚に家の場所を知られる可能性もあります。通勤経路上に家があればなおのこと。休み明けに出勤したときなど「昨日、車がなかったけど出かけてたの?」などと聞かれ、なんだかいつも見られているような気持ちになってしまいます。休日も職場の人間関係から離れられず、メンタルヘルスにも影響が出そうですね。
4.通勤時間が短すぎて出勤時も退勤時も気持ちのリセット時間がない
家から職場が近いと楽なことは確かです。しかしあまりに近いと、家を出発して職場に着くまでに仕事モードに切り替えられないことも。仕事で失敗してひどく落ち込んだ時など、リセットして家に帰りたくても、気持ちの切り替えができないまま家に到着してしまうこともあります。通勤にはある程度の距離と時間があるのが理想的なのかもしれません。
5.交通渋滞や公共交通機関の遅延に巻き込まれずに出勤できる
家から職場まで車で10分圏内ほどの場合、交通渋滞や公共交通機関の遅延に巻き込まれることはほぼありません。台風の日などは公共交通機関の大幅な遅れが生じ、車通勤に切り替える人も多いのですが、交通渋滞も起こるため、遅刻になってしまうことも。家から近いと非常事態の時でも時間通り出勤できるのはメリットといえるでしょう。
6.通勤時間が短いため気持ちに余裕がある
通勤時間が短いと朝はゆっくり過ごせます。ギリギリに家を出ても間に合うので、朝から家の用事を済ませて出かけられるのもメリット。
7.救急車のサイレンを聞くと「うちの病院行ったな」と思う
地方だとそこそこの規模の病院はそんなに多くないため、地区によって搬送される病院は予測できます。家の近くで救急車のサイレンを聞くと、うちの病院に搬送されたかなと思います。
8.ご近所さんが入院してくる
ある日入院受けしたとき、患者さんの顔を見てびっくり。同じ町内で顔見知りの人だったことがありました。受け持ちでなくとも「なんとなくこの人見たことある顔だなぁ」と思っていたら、後日家の近くで見かけたなんてことも。
9.夜勤明けでもすぐに家に帰れる
筆者は長距離通勤の経験もあるのですが、家から職場が遠いと夜勤明けのときが大変です。眠気をこらえながら長い道のりを家まで帰らなければなりません。家から職場が近ければ多少眠気があってもすぐに帰宅できるので快適です。
10.プライベートな時間を有効に
通勤時間が短いと子育てママは家族と過ごす時間が確保できますね。保育園の送り迎えも比較的スムーズですし、帰宅後の家事や子どもとの関わりにも時間をかけることができるでしょう。子育て世代ではない人も長距離通勤の人より自分の時間が確保でき、プライベートを楽しむ時間が増えるのではないでしょうか。
まとめ
職場が近ければ近いほど通勤は楽かもしれません。時間に余裕ができると気持ちにも余裕が生まれます。通勤時間が短いことはストレス軽減にもつながるでしょう。とはいえ、近いことで生じるデメリットもあります。メリットをうまく活かして仕事もプライベートも楽しめると良いですね。
ライタープロフィール
【東 恵理】ナースLab認定ライター
看護師、保健師、介護支援専門員。 国公立大学看護学科卒業後、総合病院にて手術室、外科病棟を経験。その後、小規模多機能型居宅介護施設へ。在職中に介護支援専門員資格取得したことをきっかけに、在宅分野に興味を持ち訪問看護へ転職。一つの働き方に縛られず、フレキシブルな働き方を目指し、ライター業に挑戦。 現在、訪問看護で非常勤として働きながら看護学校非常勤講師や介護士向け研修の講師も務めている。一児の母。
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