夜勤明けの過ごし方は人それぞれ。ゆっくり休みたい人もいれば、そのままのテンションでお出かけする人も。しかし、夜間働き続けたあとの行動は失敗も多く、後々後悔することも。今回は、看護師ならではの「夜勤あるある」をお届けします。きっと共感すること間違いなし!?
目次
1.自宅へ直行、泥のように眠る
夜勤後は疲労がいつも以上に蓄積。帰宅した後は真っ先にシャワーを浴び、睡眠をたっぷり取りたいものです。ときどき布団に辿り着く前に眠ってしまったり、目覚めたらすでに夜だったりすることも。
2.食欲が止まらない
夜勤明けは睡眠不足によってホルモンバランスが乱れがち。とにかく食欲が増します。帰宅途中のコンビニで大量に食料を買い占め食べたり、空腹を満たすため食事へ出かけたりなんて日も。いつも以上に食べることができる異常な食欲に驚きです。
3.夜勤明けに一杯
勤務後の1杯を楽しみに夜勤を乗り越えます。翌日は休みのことが多いので、明日のことは気にせず、昼間から飲む贅沢な時間を味わいます。ですので、ついつい飲み過ぎることも。体は疲れているので、悪酔いしないようお酒はほどほどに。
4.覚えのない買い物
夜勤を乗り切ったご褒美に、毎回財布の紐が緩んでしまいがち。予定外の買い物をしてしまうので「なぜ、これを買ったのだろう?」と自分でも理解不能。高価な買い物やエステの契約をしてしまったなんて話も少なくありません。夜勤明けは睡眠不足から思考力や判断力が低下してしまうので、夜勤明けの買い物は要注意です。
5.疲れを癒しに変える
夜勤の疲れはその日のうちに取りたいものです。マッサージやエステ、接骨院などへリラックスを求めて疲れ切った体を預けます。しかし、施術の心地良さでいびきをかきながら眠ってしまい、恥ずかしい思いをすることも。
6.夜勤明けは自分時間
好きなドラマや映画をダラダラ観るなど、夜勤明けは趣味を思いっきり楽しめます。家族の帰宅までに家事を終え、ゆっくり自分だけの時間を堪能。好きなことをしてリラックスすることは、夜勤後のストレス発散になります。
7.恐怖!病棟からの電話
「〇〇さん朝薬飲ませた?」「血糖値記録抜けているよ?」と病棟から確認の電話が…。電話を切っても、その後が気になり休めなくなります。仕事後はやり残しがないか入念な確認をしましょう。
8.生活リズムを取り戻す
帰宅後は2~3時間の仮眠をして、夜はぐっすりと眠ります。これは夜勤の疲労を回復し、生活リズムを整えるには理想的な過ごし方。なかなか理想通りにいかないことも多く、夜勤明けの過ごし方は大きな課題かも。
9.眠れない・・・
帰宅までに日光を浴びると目が冴えてしまいます。布団に入っても眠れないことがあり、そのたびに患者さんの眠れない気持ちを理解することに。
10.勉強会に参加
夜勤明けの日に限って勉強会や委員会などの予定が入っていることがあります。睡眠不足から集中できず、内容がまったく頭に入りません。せっかくの勉強会はベストなコンディションで受けたいですね。
まとめ
夜勤は人間の生活リズムに反して働きます。そのため、夜勤明けは疲労回復や元の生活リズムに戻すための休息時間となるのです。1人ひとり効果的なリラックスできる休息の取り方は違うもの。自分に見合った方法で過ごし、夜勤ライフを存分に楽しみましょう。
~ライタープロフィール~
【三橋啓子】ナースLab認定ライター
1985年生まれ。北海道出身。ナース14年目。京都の総合病院の外科で主に癌患者と深く関わる。一般病棟での緩和ケアを経験。その後ホスピス病棟で働き、看取る側として人間性を高めたいと思い2014年から1年間フィンランドでボランティアへ参加。アントロポゾフィー看護と出会い感銘を受ける。帰国後、リハビリ特化型ディサービスで所長として立ち上げに参加。地域連携の魅力を感じ、2019年に訪問看護の道へ。
ブログ「原付バイクで街駆け巡りナース」で訪問看護奮闘の日々をリアルに発信中。
ブログ:https://keikokahvia.hatenablog.com/