普段は患者さんのお世話などに奔走する看護師も、時には自分が体調不良で病院のお世話になることがあります。そこで、普段「看護する側」の看護師が「看護される側」になった時に感じるあるあるを紹介します。
目次
1.看護師であることを隠したい
初めて受診する病院では、何となく看護師であることを隠したくなるものです。気を遣わせたくない、気まずいなど理由はさまざまですが、できれば看護師だと知られたくないもの。職業欄に「会社員」と書くことも少なくありません。
2.問診でつい詳しく説明しがち
隠したい気持ちがある反面、症状の経過や既往歴、服薬内容まで細かく正確に書こうとしてしまいます。相手に伝わりやすいよう意識する一方で「話しすぎたかも」と後から少し反省することも多いようです。思わず医療用語を使ってしまい「もしかして看護師さんですか?」と聞かれてしまうことも。
3.医療者の対応が気になる
受付や看護師、医師の言葉遣いや対応が自然と目についてしまい「こんな時自分ならどうするか・・・」「この対応は見習おう」などと考えながら観察することも。純粋に患者として過ごせない瞬間があります。
4.検査や処置の流れが予測できる
次に何をされるかわかるため安心感はありますが、その分痛みや不快感を事前に想像して身構えてしまうことも少なくないでしょう。採血やインフルエンザの簡易検査で鼻に綿棒を入れられる瞬間など、患者さんが苦痛なものは自分も苦痛なのです。「自分が今度するときはもっと患者さんに気を配りながらしよう」と思いながら検査を受けています。
5.説明に対して先回りして理解してしまう
医師や看護師の説明を聞きながら「あ、このあとこういう話になるな」と先が読めてしまうことがあります。
理解が早い反面「最後までちゃんと聞こう」と意識しないと、途中で納得してしまうことも。先は読めてもまったく同じ話になるとは限らないので、早とちりしないように注意が必要です。
6.電子カルテの画面や記録内容が気になる
ちらっと見える画面を見て「どのように記録しているのかな」「何を書いているのかな」と、ついつい気になってしまいます。自分が書く側だからこそ、記録の内容や表現に興味を抱き、よくないことと思いつつも見てしまいます。
7.妙に恐縮してしまい「大丈夫です」と言ってしまう
普段はケアする側なので、いざ患者の立場となって丁寧に接されると戸惑いとともに「申し訳ないな」という気持ちが生まれます。素直に甘えていい場面でも、どこか遠慮してしまうのが看護師らしいところ。本当はしんどいにもかかわらず、つい「大丈夫です」と言ってしまうのです。
8.他の患者さんの様子が気になる
待合室や診察室で、周囲の患者さんの状態や対応が気になることも。具合の悪そうな人やよろけながら歩く姿を見ると「大丈夫かな」「手伝った方がいいかな」と、つい心配になってしまうのは一種の職業病かもしれません。
9.気を遣いたくなくて勤務している病院に受診する
何かと気を遣う病院受診ですが、自分が勤めている病院だと知っている医師や看護師たちが多いのでリラックスして受診できます。ただ、顔見知りの患者さんに会うと違った気まずさもあります。
まとめ
看護師も患者の立場になれば、つい“看護師の自分”が顔を出してしまう。それもまた、この仕事ならではのあるあるなのかもしれません。しかし、自分が患者側になった時こそ自分がどのように患者さんに接してきたのか、これからどうしようかと考えるいい機会になるはずです。とはいえ、体調が悪い時は掘り下げて考える余裕がないものです。まずはしっかり受診して休養し、また元気になったらお仕事を頑張りましょう。
ライタープロフィール
【雪猫堂】ナースLab認定ライター
看護師。北海道出身、在住。看護学校卒業後2か所の総合病院でリハビリ病棟、整形外科の看護を経験。現在訪問看護ステーションで非常勤として勤務している。小学生2人の母親でもありワークライフバランスのあり方を模索中にライター業に出会う。
看護師による看護師のためのwebメディア「ナースの人生アレンジ」




