看護師あるある~消化器外科病棟編~

ナースライター 黒兎さゆみ
ナースライター 黒兎さゆみ
看護師あるある~消化器外科病棟編~

消化器外科病棟では、手術を受けた患者さんの回復を支えるため、日々さまざまなケアを提供しています。排ガスの確認や腸蠕動音ちょうぜんどうおんの聴取、ドレーンの観察、そして術後の早期離床など、看護師にとってはおなじみの光景ばかり。今回は、そんな消化器外科病棟で働く看護師なら思わず「わかる!」とうなずいてしまう、病棟あるあるをご紹介します。

1.「ガス出ましたか?」が合言葉

術後、排ガスが出たかどうかは回復を判断する大切なポイント。看護師にとっては気になることのひとつです。プライベートではちょっと気まずい「ガス」の話題も、消化器外科病棟では日常会話のひとつ。患者さんから「出ました!」と報告があると、思わず嬉しくなる瞬間です。



2.ドレーン排液チェック職人

ドレーン排液の色の表現は、消化器外科病棟ならでは。血性、淡血性、淡々血性、漿液性など、その違いを瞬時に見分けます。色や量は回復のバロメーター。どこに入っているドレーンなのか、何のために留置されているのかも把握します。



3.術後の離床が大きなミッション

消化器外科病棟の大きなミッションのひとつが、術後の離床です。長時間臥床していた患者さんが急に起き上がると、血圧低下やめまい、気分不快が生じることも。様子を見ながらゆっくり体を起こさなければなりません。術後1日目でトイレ歩行ができたら、看護師的には100点満点。患者さんのペースに合わせて離床を進めていきます。



4.腸蠕動音に敏感になる

排ガスと同じくらい大切なのが腸蠕動音。通称「グル音」です。術後にグル音が聞こえてくると、思わず嬉しくなる瞬間。シーンとしていると、聴診器をお腹に当てたまま、つい聞こえるまで待ってしまうことも。消化器外科患者さんの術後観察項目として、腸蠕動音は欠かせません。



5.食事再開は一大イベント

消化器外科病棟における術後の食事は、まず流動食から始まります。スープのような、水のような食事です。流動食が食べられると、三分粥、五分粥と少しずつ形のある食事形態へ変わります。お腹の様子を見ながら、ゆっくり常食まで食上げしていきます。食事が順調に進むと、看護師としてもほっとする瞬間です。



6.術後の「傷が痛い」は日常会話


消化器外科の術後患者さんからよく聞くのが「傷が痛い」という言葉。体位変換や離床、咳をするだけでも創部に痛みが出ることがあります。患者さんとの何気ない会話の中で「笑わせないでー」と言われることも。鎮痛薬を使いながら、少しでも楽に過ごせるようにケアするのも看護師の大切な役割です。



7.ガスや便の話が日常会話


消化器外科病棟では、ガスや便、腸蠕動音の話が日常会話です。「ガス出ました?」「便どうでした?」といったやり取りも当たり前。新人の頃は少し驚いても、気づけば自分も普通に話しているのも消化器外科ナースあるあるです。



まとめ

ガスや便の話が日常会話であったり、腸蠕動音に敏感になったり。消化器外科病棟には、働く看護師だからこそ共感できる「あるある」がたくさんあります。思わず「わかる!」とうなずいてしまう場面、あなたの職場にもありませんか?



ライタープロフィール

【黒兎さゆみ】ナースLab認定ライター
看護師ライター。看護師10年以上。3児のママ。消化器外科、泌尿器科、耳鼻科の混合病棟で勤務し、第1子妊娠。出産後は外来で勤務している。在宅での仕事を目指し、ライターに挑戦中。

看護師による看護師のためのwebメディア「ナースの人生アレンジ」


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