病院やクリニックとは異なり、デイサービスで働く看護師には独特の役割があります。医療処置だけでなく利用者さんとのコミュニケーションや介護職との連携も多く「デイサービスならでは」の経験をする機会が少なくありません。今回は、デイサービスで働く看護師ならではのエピソードをご紹介します。
目次
1. 利用者さんとの雑談が増える
病院勤務時代は処置や観察が中心だった看護師も、デイサービスでは利用者さんと日常的な会話をする場面が想像以上に多くあります。会話の内容は体調相談から世間話までさまざま。雑談が多くなることも珍しくありません。
2. バイタルサインの測定中は変化がないか実はしっかり観察
利用者さんがデイサービスに来られたら、まず看護師はバイタルサインを測定します。「昨日より元気そうですね」「少し顔色が違うかな」と会話を交えながら観察する時間は、体調変化を早期に発見する大切なひととき。利用者さんとの信頼関係も自然と深まります。
3. 介護士からの「いつもと違う」は見逃し厳禁
看護師以上に長い時間、利用者さんと接している介護士の「いつもと違う」という報告はとても重要。これまでの経験からバイタルサインだけではわからない体調の変化に気付き、異常の早期発見につながることがあります。
4. レクリエーションにしっかり参加する
デイサービスの利用者さんは、毎日職員が考えたさまざまなレクリエーションに参加しています。基本的には看護師は見守り役に徹していることが多いのですが、気付けば誘われるがままにゲームや体操に参加し、利用者さんと一緒に盛り上がっていることも……。

5. 季節の行事ではスタッフも一緒に楽しむ
毎日のレクリエーションの他に毎月のお誕生日会や夏祭り、クリスマス会などの特別なイベントを催す時があります。大きなイベントでは、いつも以上にスタッフの気合が入るものです。
6. 実は準備に利用者さんが大活躍
準備期間も長く、やることも多いのが大きなイベント。実はスタッフだけでなく、利用者さんにも準備に協力してもらっていることも少なくありません。
7. 「病気」ではなく「生活」を見る視点が身につく
デイサービスでは、病気だけでなく利用者さんの生活全体を支える視点が求められます。歩行や食事、表情、会話の様子など、普段の生活を観察することで体調の変化に気づくことも少なくありません。「生活を支える看護」のやりがいを実感する場面が多くあります。
8. デイサービスの看護師も立派な看護師と実感する
病院勤務とは仕事内容が異なるため「看護技術が少なくて不安」と感じる人もいます。しかし、利用者さんの健康管理や異常の早期発見、多職種との連携など、デイサービスならではの専門性は非常に重要です。働き続けるうちに、「ここにも看護師だからこそできる仕事がある」と自信を持てるようになるでしょう。
まとめ
デイサービスの看護師は、医療処置だけではなく、利用者さんの体調変化を見守り、安心して一日を過ごせるよう支える存在です。介護職との連携や利用者さんとのコミュニケーションを通して「生活を支える看護」の魅力を実感できる場面が数多くあります。病院勤務とは違ったやりがいや楽しさがあるため、働き方を見直したい方や利用者さんとじっくり関わる看護をしたい方にとって、デイサービスは魅力的な職場の一つです。
ライタープロフィール
【雪猫堂】ナースLab認定ライター
看護師。北海道出身、在住。看護学校卒業後2か所の総合病院でリハビリ病棟、整形外科の看護を経験。現在訪問看護ステーションで非常勤として勤務している。小学生2人の母親でもありワークライフバランスのあり方を模索中にライター業に出会う。
看護師による看護師のためのwebメディア「ナースの人生アレンジ」




